MENUMENU

WiLLSeed

ウィル・シード

“人が挑み、学び、変化する場”を、ブランドとして再構築する

創業者から受け継がれた思想を整理し、“体験を通じて人の意志を育む組織”としてのアイデンティティを再定義したコーポレートブランディングプロジェクト
WiLLSeedは、企業向け人材開発、グローバル人材育成、若年層向け教育プログラムなど、“人の挑戦と成長”を軸に事業を展開する教育・人材開発企業である。BOELは、本プロジェクトにおいて、コーポレートブランディング全体の再設計を担当した。
当時のWiLLSeedは、研修会社として一定の認知を持ちながらも、その思想や活動の広がりが十分に伝わっている状態ではなかった。企業研修だけではなく、教育機関との共創、自治体とのワークショップ、若年層向け教育、グローバル人材育成など、多様な活動を行っていたものの、外部からは“企業研修会社”として認識されることも少なくなかった。 また、創業者の退任や関連グループへの参画など、組織として大きな転換期を迎えていたタイミングでもあった。 そうした変化の中で求められていたのは、「WiLLSeedとは何者なのか」を改めて整理することだった。
社員との対話を重ねる中で見えてきたのは、創業当時から変わらず受け継がれていた、“人の変化を信じる熱量”だった。 「100の言葉より、ひとつの体験を。」という考えのもと、人が自ら考え、挑戦し、体感することで意志や主体性が育まれていく。その思想は、WiLLSeedの教育プログラム全体に色濃く反映されていた。
BOELでは、“体験を通じて人の意志を育む”という考え方こそが、WiLLSeedのブランドの核であると捉えた。 単なる研修会社ではなく、“人が挑み、学び、変化する場”を社会へ生み出す存在として、そのアイデンティティを再定義するプロジェクトがスタートした。

課題

“研修会社”という認識だけでは、WiLLSeedの価値が伝わらなくなっていた

当時のWiLLSeedは、多様な教育事業や人材開発プログラムを展開していたにもかかわらず、その背景にある考え方や活動の広がりが十分に伝わっていなかった。Webサイトは、研修サービスを紹介する役割に留まっており、WiLLSeedが本来持っていた教育への姿勢までは表現しきれていなかった。
また、当時はまだ現在ほどWebが企業ブランディングにおいて重視されておらず、コーポレートサイトも“会社情報を掲載する場の延長”として扱われることが一般的だった。しかし、WiLLSeedが本当に伝えるべきだったのは、サービス一覧ではない。
「なぜ、人の挑戦や学びを支援し続けるのか」
「なぜ、“体験”にこだわるのか」
「なぜ、人の意志を育もうとしているのか」
その根底にある考え方そのものだった。
特に、創業者から受け継いだ思想を、次の時代へどう繋いでいくのかを示す必要があった。
一方で、社員たちは人材育成や教育に真正面から向き合っていた。ディスカッションを重ねる中でも、「人は体験によって変わる」「人はきっかけによって前に進める」という想いが、組織の中に強く根付いていることが見えてきた。
必要だったのは、単なるデザイン刷新ではない。
WiLLSeedが持つ教育思想や熱量を言語化し、“なぜ存在している組織なのか”を社会へ伝え直すことだった。また、このプロジェクトには、社員自身が「自分たちは何者なのか」を再認識するインナーブランディングとしての役割も求められていた。

解決

“教育サービス”ではなく、“人が変化する体験”を設計する

BOELは、WiLLSeedを「人が挑み、学び、変化していく場を生み出す組織」として再定義した。重要だったのは、サービス内容を並べ直すことではない。組織の中に受け継がれていた教育思想を、ブランドとして翻訳することだった。
プロジェクトでは、コアメンバーとのディスカッションを重ねながら、WiLLSeedが大切にしている価値観やカルチャーを整理した。そこから見えてきたのは、「人は、自らの体験によって変化していく」という考え方だった。
WiLLSeedという社名には、「意志を育み、きっかけや気づきの“種”をまき、その変化が社会へ循環していく」という想いが込められている。BOELでは、その考え方を軸に、ブランドコミュニケーション全体を再設計した。
ブランド表現では、“スマートな教育企業”として見せるのではなく、人に真正面から向き合う熱量や、人材育成への情熱が伝わる空気感を重視した。
また、多様な教育活動や社会との接点を横断的に再編集することで、「社会全体の学びや変化に関わる組織」としての姿勢を明確にしている。
さらに、このブランディングは外部への発信だけではなく、社員自身が「自分たちは何のために存在しているのか」を再確認するプロセスにもなっていた。
BOELは、ブランドを“見た目を整えること”ではなく、“組織の考え方を社会へ翻訳すること”として捉えている。WiLLSeedのプロジェクトは、その姿勢を象徴する取り組みとなった。

結果

“研修会社”から、“人が変化する場をつくるブランド”へ

これらの取り組みにより、WiLLSeedは単なる研修会社ではなく、「人が挑み、学び、変化する場を生み出す組織」として、新たなブランドイメージを形成していった。Webサイトやコーポレートツールを通じて、社内外からの認識にも変化が生まれ始めた。
特に、これまで十分に伝わっていなかった教育への考え方や活動領域が整理されたことで、WiLLSeedらしさがより明確になっていった。
また、Webを通じた発信に対する社内の意識も変化し、ブランドコミュニケーションへの関心が高まっていった。
このプロジェクトは、単なるコーポレートサイトのリニューアルではない。組織が持つ考え方や熱量を言語化し、“自分たちは何者なのか”を改めて社会へ提示する取り組みだった。さらに、社員自身がブランドを再認識することで、インナーブランディングとしての効果も生まれている。
結果として、このプロジェクトは、「教育とは何か」「人の成長を支えるとは何か」を問い直し、“人が変化し続ける場”そのものを、組織の存在意義として再定義する取り組みとなった。それは同時に、創業者個人の求心力に依存するのではなく、組織そのものが思想を受け継ぎながら更新していくための、コーポレートブランディングのあり方を示すプロジェクトでもあった。

Type
faces

WiLLSeedのType face

Color
Schemes

  • RGB / 255 255 255
    CMYK / 0 0 0 0
    HEX #FFFFFF

  • RGB / 237 237 237
    CMYK / 8 7 7 0
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  • RGB / 43 102 82
    CMYK / 84 52 74 13
    HEX #2B6652

WiLLSeedのイメージ画像
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PROJECT

WiLLSeed ブランディング

CLIENT

株式会社ウィル・シード

YEAR

2017
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